2019.05.17.琉球人遺骨返還請求訴訟第2回公判報告

5月17日の遺骨返還請求訴訟の第2回公判の報告を、意見陳述を行った玉城毅(タマグシク・ツヨシ)さんに報告していただきました。

「琉球人遺骨返還請求」第2回公判が5月17日午前11時から、大法廷(増森珠美裁判長)で行われた。第1回公判同様、傍聴席は満席で、入り切れない方達がいるほどでした。
開廷前に「傍聴人が拍手や大きな声で叫ぶと原告と弁護人の陳述を中止する」との制約が入り、裁判所職員が注意を促した。その為か、静かに陳述が行われ何事もなく公判が終わった。しかし公判前に、傍聴席からの拍手や声が出ると「陳述を全て辞めさせる」というのは全く不当な訴訟指揮だ。なんと傲慢なことだろう。やはり日本の裁判は民主的ではないのか。
公判後の、12時からの報告集会には100人余りの方が参加され活発な意見を述べられました。
最初に丹羽弁護団長と普門弁護士、定岡弁護士から陳述について説明が有り、「遺骨の所有権の帰属」「遺骨と原告らとのつながり」「金関丈夫の採骨手続き」「遺骨閲覧許可申請の不許可理由」「遺骨の原告との繋がりを立証の求めに対する反論」等が報告され、また、「先住民族の権利宣言からの判断」などの状況や国内、国際法的不適格性についても論証されました。
続いて原告の私からは、「歴史的に琉球人は侵略され、410年もの長きに亘り日本民族から抑圧を受け続けてきました。皇民化教育、同化政策により歴史、文化に対する誇りと尊厳を傷つけられ続けてきました。遺骨の子孫や縁者に了承も得ないで持ち去ったのは泥棒と同じです。琉球人にとって屈辱です。これは差別です。琉球人遺骨を学問の為に京都大学に収蔵し続けているのは、他人のものを盗んでも学問の為だったら許されるとの考えからなのか。京都大学の振る舞い方は大変恥ずかしいものです。祖先の遺骨を取り戻し、また京都大学は謝罪をする事で琉球と日本は相互の尊厳を守ることが出来るのです」と意見を述べました。公判でも同様の陳述を行いました。
弁護団をはじめ、支援をされる方々に心より感謝申し上げます。

(命どぅ宝!琉球の自己決定権の会ニュースレター第13号より転載)

公判後の報告集会での原告及び弁護団
(公判後の報告集会での原告及び弁護団)